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加藤賞
1)沿革
神経放射線加藤賞の生い立ち
ごく簡単に申しますと、加藤賞は故加藤俊男教授(慶応義塾大学放射線科)が日本に神経放射線の専門学会がないことを憂えて学術集会の創設に努力し、学会創立後はこれを社団法人とし、確固たるものにしようと私財投じ基金を作り文部省に申請をしたが、なかなか上手くゆかずその中に加藤先生が没せられたため、その意志を汲んで長年の盟友ともいえる故工藤達之教授が、その基金をもとに加藤賞を作り神経放射線の分野の若い研究者に授与する奨励賞としたものであります。
加藤賞の由来を述べるには昭和30年にさかのぼる必要があります。場所はパリで第2回神経放射線の国際学会に加藤先生が出席された時、友人のFishgold教授から日本も神経放射線学会を発足させる時期に来ているのではないかとすすめられ、加藤先生も常日頃思っていたことなので、やってみましょうと答えた。帰国後早速動き始め学内の友人である工藤先生に話をし、その全面的支持の約束を得てスタートされた。昭和34年5月に大阪大学の立入教授にお会いし、神経放射線学会の設立の必要性について話をするとともに、自分は非力であるから是非先生のご協力をお顧いしたいと述べた。これが発端となって昭和34年10月に東京、信濃町のワックスマン財団で加藤先生が中心となり、小人数の会合が持たれ学会を作ることが合意され、昭和34年11月には東京、学士会館で準備委員会が開催された。これらの会合には原一夫先生がメンバーとして参画されておられた。そこで第1回神経放射線懇談会が東京大学好仁会で開催された。
この会はその後神経放射線懇談会から神経放射線学会と名前を変えている。この間の会の運営費、印刷、通信費、英文抄録誌などの発行はすべて加藤先生が私財を提供された。しかし、申請はなかなか上手くすすまず、関係者は焦慮していた。その最中、昭和43年初めに加藤先生は急病を発せられ、4月に病没されたため工藤先生が、会の事務局を引き継がれて基金の果実をもって神経放射線学会を運営されましたが、経済情勢の変化とともに運営が難しくなり会費を徴収して会を運営することになった。その際、加藤先生が残された社団法人の基金をもととして加藤賞を作る事を工藤先生が提案され、この賞が設けられた。
元・加藤賞選考委員会
吉井信夫
2)受賞歴
| 昭和54(1979)年 |
後藤 勝弥先生 |
福岡大学医学部 放射線科 |
| 昭和56(1981)年 |
高橋 昭喜先生 |
東北大学医学部 放射線科 |
| 昭和57(1982)年 |
後藤 勝弥先生 |
福岡大学医学部 放射線科 |
| 昭和58(1983)年 |
該当者なし |
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| 昭和59(1984)年 |
竹下 元先生
大井 静雄先生 |
市立函館病院 放射線科
国立香川小児病院 脳神経外科 |
| 昭和61(1986)年 |
該当者なし |
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| 昭和62(1987)年 |
藤沢 一郎先生 |
京都大学医学部 放射線科 |
| 昭和63(1988)年 |
竹本 和正先生 |
和泉市立病院 放射線科 |
| 平成元(1989)年 |
該当者なし |
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| 平成2(1990)年 |
山下 康行先生
三木 幸雄先生 |
熊本大学医学部 放射線科
京都大学医学部 核医学科 |
| 平成3(1991)年 |
岩崎 聖先生
坂本 祐二先生 |
奈良医科大学 放射線科
熊本大学医学部 放射線科 |
| 平成4(1992)年 |
該当者なし |
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| 平成5(1993)年 |
該当者なし |
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| 平成6(1994)年 |
柳下 章先生
興梠 征典先生 |
都立神経病院 神経放射線科
熊本大学医学部 放射線科 |
| 平成7(1995)年 |
該当者なし |
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| 平成8(1996)年 |
相田 典子先生 |
神奈川こども医療センター 放射線科 |
| 平成9(1997)年 |
宇都宮 英綱先生 |
福岡大学医学部 放射線科 |
| 平成10(1998)年 |
中川 裕之先生 |
奈良医科大学 放射線科 |
| 平成11(1999)年 |
該当者なし |
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| 平成12(2000)年 |
該当者なし |
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| 平成13(2001)年 |
該当者なし |
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| 平成14(2002)年 |
該当者なし |
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| 平成15(2003)年 |
木下 良正先生 |
産業医科大学 脳神経外科 |
| 平成16(2004)年 |
工藤 與亮先生 |
北海道大学大学院医学研究科 放射線医学分野 |
| 平成17(2005)年 |
松末 英司先生 |
鳥取大学医学部病態解析医学講座 医用放射線学分野 |
| 平成18(2006)年 |
木下 俊文先生 |
聖路加国際病院 放射線科 |
| 平成19(2007)年 |
田岡 俊昭先生 |
奈良県立医科大学 放射線科
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| 平成20(2008)年 |
藤井 進也先生 |
鳥取大学医学部付属病院 放射線科 |
| 平成21(2009)年 |
林 盛人先生 |
東邦大学医療センター大橋病院 脳神経外科 |
2010年(平成22年)「加藤賞」公募のご案内
日本神経放射線学会では、下記の要領で「加藤賞」の論文を公募いたします。
先生方には是非積極的に応募していただきますよう、ご案内を申し上げます。
【加藤賞とは】
本賞は、我が国の神経放射線学会の発祥を記念し、かつ、この学問の将来の発展を願って、1979年に設けられたものである。この加藤賞の名称には学会の結成と育成にあたられた先駆者、故加藤俊夫教授の名が冠せられた。
【賞】
受賞者には、年次総会の際に表彰し、加藤賞のメダルと副賞20万円を贈呈致します。
【選考委員】
| 選考委員長 |
滝 和郎 |
(三重大学 脳神経外科 教授) |
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前原 忠行 |
(順天堂大学 放射線科 教授) |
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宮坂和男 |
(株式会社メディカルイメージラボ 取締役会長) |
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小野 由子
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(東京女子医科大学 神経放射線科 教授) |
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松村 明 |
(筑波大学 脳神経外科 教授) |
<募集要項>
【応募資格】
| 1. |
日本神経放射線学会の正会員(入会後3年以上経過した会員)であること |
| 2. |
英語論文に限る |
| 3. |
日本国内での研究成果に関する論文であること |
| 4. |
応募者の年齢が応募時点で45歳以下であること |
【選考対象】
2008年10月1日〜2009年9月30日までに発表された論文
【応募方法】
| 1. |
応募論文(1編)の別刷3部とコピー3部 |
| 2. |
応募者の履歴書、研究歴 |
| 3. |
研究指導者の推薦状 |
【応募締切】
2009年12月28日(月)
【応募先】
〒514-8507 三重県津市江戸橋2-174
三重大学医学部脳神経外科内
日本神経放射線学会事務局 「加藤賞」選考係
TEL:059-232-1111 FAX:059-231-5212
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